ひさしぶりの日記は過去のツーリング記録でも。
なんかもはや昔のことすぎて記憶も曖昧だけど!他に書くこともないし!
2015年8月頃の話。
北海道キャンプツーリング2016に向けて、キャンプ器具の点検とか、パッキング検討とか、その他いろんな準備を兼ねてLML Stellaでは初のキャンプツーリングに行ってきた。
たしかMOTOツーリングの信州特集を読んだからかな?
暑い日が続いてたから、避暑狙いで標高高いところに行こうってんで、長野にあるキャンプ場を目指すことにした。
しかし、これが北海道でも経験のない超過酷なツーリングになろうとは、。
今回、LML Stellaで初めての長距離ツーリング&キャンプ道具積載ってことで、前日からパッキングやら積載方法を悩んだ結果がこれ。
北海道キャンプツーリング2016に向けて購入したコミネのドライダッフルにテント・シュラフ・スリーピングマットを詰め込んで、リアキャリアに5Lのガソリン携行缶を積んだうえに固定。
原付二種だと高速道路やバイパスの規制があるから、一般道のすり抜けは致し方なし。
その際、積載が横にはみ出てると邪魔だから、荷物は縦にして固定した。コーナリングも安定するしね。
フロントキャリアにはバーナーやコッヘルなどの調理器具をスタンレーのランチボックスに詰め込んで固定した。
本当は重心を前後でバランス良くしたほうがいいんだろうけど、フロントキャリアって荷物積みすぎるとヘッドライトと干渉しちゃうのが悩ましい〜。
出発当日、長野の天気に不安を抱きつつ(後述)、早朝に都内を出発した。
まずは県道53号線を抜けて秩父駅。有馬ダムは何度か行ってるからスルーした。
直前まで雨が降っていたから路面はウェット。そしてこの曇り空、。
出発前の一週間は天気予報に張り付いていたんだけど、当日も降水確率30%で長野県を雨雲が通過しそうな微妙な予報。
どこで足止めを食らうかわからないから、秩父駅を足早に出発。
秩父からは国道299号線で長野入りすることにしたんだけど、序盤からこの濃霧。
見渡す限り濃霧!
どこもかしこも濃霧!
濃霧のなか突如あらわれた恐竜!
うーん、気になる!今度リベンジしようっと!
しばらく走り続けて見下ろした先はやっぱり濃霧!
しかし、ここからの道程が酷かった、。
下調べが甘かったのを痛感したんだけど、酷道とまではいかないものの、国道299号線の長野県までの道路状況は、濃霧・車幅が狭い・軽い土砂崩れ・たまに冠水・道路デッコボコって感じ。
そんな状況のなか、追い打ちをかけるようにエンジンの不調。
LMLスターデラックス4st125ccモデル、吸排気フルチューンしてるから街乗りではそこそこのトルクフルな走りをするんだけど、その分キャブ設定がシビアみたい。
周知すぎるアレだけど、標高が高い場所に行くにつれ酸素が薄くなるから、キャブ車では燃料が濃いめになる。つまりカブリ気味。
しかも濃霧で空気中に水分が含まれるから、さらに燃料効率が下がる?のかな。つまり超カブり気味。
もうね、2速走行がやっと。
それでもたまに失速するから1速にギアダウンしたりして、泣きそうになりながら辿り着いた先がここ。
十石峠。標高1,351m。
群馬県と長野県の境目らしい。
雨も強くなってきて展望台で休憩しようとしたらカブ3人衆が各フロアにテント張ってやがった。許さない。
近くで(ちゃんと外で)キャンプしてたカップルは酒盛りしてて楽しそうだったな〜。
ていうか、そもそもテント張っていいのか、ここ、。
雨も強まってきたし、ゴアテックスのジャケットを着込んで出発〜。
峠を過ぎて長野県入りをすると、いままでの悪天候が嘘のように雨が止んで、濃霧が晴れて、ときたま陽が差し込む曇り空。
路面も乾いてるし、最高か。
給油と朝食をサクっと済ませてから、今回の信州ツーリングの目的のひとつ、国道299号線メルヘン街道→国道152号線大門街道を経由して、ビーナスライン入りを目指して出発〜!
と、その前に!
天気がいいうちに(良くはないけど)、これからビーナスラインまで基本的にクライムで標高も上がってくから、キャブを設定するために路肩で作業開始〜。
といってもこんなところでジェッティング変更はできないから、とりあえずニードルのクリップ位置を変更させて、アイドリングも高めに設定した。
作業途中、インジェクション野郎どもにジロジロ見られたよ〜。
インジェクションめ!羨ましいぞ!
しかし、ここからまた小雨に濃霧。国道299号線の呪いだな。
なーんも、見えない。
濃霧、、見飽きたよ、濃霧、。
がしかーし、国道299号線から国道152号線に入った瞬間にこの天気!
やっぱり呪いか!ブラックメルヘン街道め!
そして待望の!ヴィーナスラインに!突入〜!
霧ヶ峰〜!エアコン〜!
車山肩駐車場?かな?
ライダーたくさん!凧あがってた!
この日、初めての青空に歓喜。
今回のツーリングでの最高地点となる美ヶ原を目指して出発〜。
ちなみにビーナスラインの平均標高は約1,400m、最高峰地点が美ヶ原で1,920mらしいよ。
がしかし!
やっぱり濃霧〜!
しかも標高があがるにつれ、エンジン不調に拍車。
ついにはストール、1速走行を繰り返す始末。
インジェクション野郎どもに哀れみの眼差しで追い抜かされながら、辿り着いた先には突如として乳牛?!
なんかもう、濃霧というか、ほぼ視界ゼロだから感動もゼロだったけど、なんとかビーナスラインの最高地点である美ヶ原高原美術館に到着した。
小休憩して、キャンプ場を目指して出発〜!
登るとこまで登ったら?あとは下るだけ〜!
霧のなかに出現した白いビートル2台。
相変わらず濃霧!
NOUMU! THICK FOG! FUCK FOG FUCK!
そんなこんな、なんやかんやしてるうちに、目的のキャンプ場に到着〜!いえーい!
バイクで乗り入れ可能な芝生が綺麗なキャンプ場。
公営?なためか値段設定もリーズナブル!バイクだと1,100円だったかな?
このキャンプ場は標高が高いところにあるから星空が綺麗と評判だったんだけど、、この天気じゃ流石に無理だね、、残念、。
あとは色々と施設が充実しているらしかったんだけど、5m先も見えないような濃霧でね、どこに何があるか良くわからなかったよ、。
トイレに行くのも苦労して、コインシャワーがあったらしいけど諦めたからね。
電波もないから迷子になったらどうしようとか、 不安がつきない夜だった。
そうそう、キャンプ場には夕方に到着して、テント設営してから買い出しに出かけようとしたんだけどさ、濃霧って夜になると凶器になるって知ってた?
18時前でこれ。
森に入るとこれ。
見てよこれ、視界ゼロ。
本当のゼロ。
永遠のゼロ。
しかも電波が入らなくてね、迷子になったらヤバいなと思って買い出しは断念。
結局、バッグに積めてたアルファ米とかで適当に夕飯とって不貞寝をキメた。
あ、でもキャンプといったら焚火!はなんとか実現できた〜!
芝生だから焚火台を使用。
しっかし、濃霧に加えて小雨だったから点火に手間取ったけど、ガストーチで強制着火。
見てこれ。
もうね、最高か。
濃霧やらエンジンストールやら1速走行やらゼロ視界やらなんやらで大変な1日だったけど、終わり良ければ全て良し。
最高の焚火で1日を締めくくって就寝〜。
で、二日目!
テントのなかから、おはようステラ〜!
二日目の天気はというと、予想はしてたけどやっぱり濃霧!
でも雨は止んでいたし、霧がひんやりしていて気持ちのいい朝だった。
テントと焚火とステラ。
サクっと片付け済ませて、さぁ帰ろう!
帰りは国道254号線をひたすら南下。
走り出しの長野県は相変わらずの濃霧のなかだったけど、群馬県に入ったあたりからは霧もなくなって一安心。
だけど下り坂はアレだね、ベスパもそうなんだろうけど、スターデラックスってチェーン駆動じゃないからギアダウンしてのエンブレはあまり良くないんでしょ?
ちょっとばかし気を使うね。
途中、休憩で立ち寄った道の駅しもにた。
時間が早かったからお店はあまりやっておらず、肌寒かったけどソフトクリーム食べた。
神津牧場のやつ。ブルーベリーソースたっぷりかかってて美味しかった。
しばらく走って、お腹も空いたから朝食兼昼食として立ち寄ったのがココ。
世界遺産おめでとう!
登録してまもない富岡製糸場。
しかし入場はせずに、立ち寄った目的は富岡製糸場の向かいにあるコレ。
おぎのや!峠の釜飯!
美味い!
ちなみに、富岡製糸場にツーリングするなら、無料バイク駐車場の利用がおすすめ。
そんなこんなで旅も終盤。
国道254号線の夕方の渋滞を見越して、早めに埼玉県に入り、なんとなーく土手を走ってみたりして、無事に帰宅〜。
総走行距離700kmぐらい?平均燃費は42km/Lぐらい?
帰ってきたらコイルステーがまた折れてた。
タイトルにもあるとおり、信州ツーリングのはずが濃霧ツーリングだった。
で、冒頭にも書いたとおり、今回のキャンプツーリングは9月に行く北海道の準備を兼ねてたんだけど、その後無事に北海道キャンプツーリング2016をKawasaki VN2000で走破。
今度はまたLML Stellaでキャンプツーリングしたいな〜と思ってるうちに現在に至ってる。
おわり。